ついんてっく

双子のエンジニア(兄:web、弟:インフラ)が気になること、今やってるプロジェクトとかについて書きます。ぶっちゃけ1人でやって続かなかったから監視体制を置いたのが強いサボりん坊や

ハロー!仮想サーバ

どうも弟です。
昨今、色々なところで仮想サーバは正義と謳われているのを耳にします。 実際、今やっているプロジェクトでも、今まで物理サーバいっぱい置いて面倒見てきたシステムを、新しく仮想サーバで管理しようという話で進めています。

世の中には、仮想化についての記事はごまんとありますが、私がプロジェクトを通じて考えるメリットについてあげていこうと思います。

1.コスト面のメリット
2.リソース面のメリット
3.運用面のメリット


1.コスト面でのメリット


 個人的には仮想化の一番のメリットはコストメリットだと考えます。
 物理サーバでは、原則、一つの機能は一つのサーバで管理するという
 考え方で管理してきました。
 Webサーバ、アプリケーションサーバ、DBサーバで処理を分担する、
 いわゆる三層アーキテクチャでは、3台のサーバを用意し、
 それぞれで管理を行うのが一般的な考え方となります。
 私自身がプロジェクトで管理しているシステムも、役割ごとに
 物理サーバを用意して管理を行っていたため、サーバ台数分の
 初期投資費用やランニングコストが発生していました。

 仮想サーバは、一つのサーバの中で仮想化ソフトを用いて、複数
 サーバを管理するという考え方となります。
 三層アーキテクチャで言えば、一台のサーバを用意し、仮想化ソフトで
 3台のサーバを稼働させることになります。
 仮想サーバにすることで、初期投資費用やランニングコストを
 削減することが可能となるのです。


2.リソース面でのメリット


 各機能ごとにサーバを用意する場合、それぞれのサーバに、
 CPU、メモリ、ディスクといったリソースを用意します。
 システムを運用する中で、「CPUが足りなくて処理が遅い!」
 「ディスク容量が足りない!」といった場面では、お金を出して
 リソースを新たに購入するという手段が一般的となります。
 ただし、企業が新しくものを購入する場合、諸々の手続きを踏む必要が
 あります。私自身も経験しましたが、手続きが非常に面倒くさい
 大変時間がかかります。

 仮想化サーバでは、一つの物理サーバのリソースを複数の仮想化サーバ
 が共有して稼働しています。
 リソースが足りなくなった場合、各サーバの割当を変更することで、
 追加購入することなくリソースを追加することができるため、
 従来より簡単な手続きで済ますことができるのです。
 ただし、なぜリソースを追加することになったのかを説明する
 手間が必ず発生するのは、企業SIerの悲しいところです。。。


3.運用面でのメリット


 コスト面でのメリットにも書きましたが、サーバ台数が少なくなれば
 ランニングコストは低くなります。
 それは運用していく中でもメリットがあります。
 企業は自社がもっている資産を正確に開示する必要があります。
 サーバなどのIT機器も、もちろん資産ですので、台数等を正確に把握
 する必要があります。数台であれば簡単ですが、何十台、何百台とも
 なると、把握するだけでも相当な手間となります。
 また、サーバ故障は台数分だけ可能性があり、台数が増えれば増える
 ほど運用は大変となります。

 仮想化サーバは「台数を削減してコストを減らす」ことを目的に
 スタートすることが多いのですが、台数が減ることで日々の運用にも
 メリットがあるというわけです。




以上が、私がプロジェクトを通じて考える仮想化のメリットです。
コスト面を突き詰めていけば、自社でサーバを持たない、いわゆる
クラウドサービス」を利用する方法で、仮想化のメリットは更に
広がると考えており、今はAWSを勉強しています。
今後の記事では、クラウドサービス(AWS)についての紹介をしていければ
と考えている次第です。